写真クリックで・映画  「探偵はBARにいる」予告編  人気シリーズが3作まで回を重ねた。1作目から6年がたつが、つい最近、全2作を改めと見てみた。「明らかに
歳を取った。自分で言うのもなんですけど、言葉に年月が足されて、説得力みたいなものになつたかな」 
  "3部作"の映画は多いが、ここで終わらせたくない。『3』ど小休止してしまったら、次がつくれない」といい。シリーズで最も面白いものにしようと力を尽くした。
 大泉演じる「探偵」と、相棒高田(松田龍平)のコンビネーションは下剤だ。新たなヒロインに、モデル事務所経営者役の北川景子を迎え、次々と起こる事件に立ち向かう。
 原作は東直己の「ススキノ探偵」しりーず。1作目の設定を土台にしながら、大幅にオリジナルの要素を加えてきた。過去2作は脚本に疑問を感じなかったが、今作の初稿では本の弱さとつじつまの合わない点にひっかかつた。自らを「脚本に誰よりも厳しい目を注ぐ最初の読者」として、シナリオを練る段階から関わりを深くなり、まっさらな気持ちを保つのは難しい。完成策を見るときは祈るような気持だった。
 探偵がひどい目に遭うおなじみの場面は、前作以上に過激になった。2月の雪が舞う小樽の海で、パンツ姿のまま漁船に縛られた。てっきり服を着ているものだと思っていたのに。
 吉田照幸監督から最初、「ガウンにパンツ一丁で」と求められた。前後のつながりと考えるとその恰好はありえないが、「面白いから」と説明された。それならもつと面白く!とガウンをやめた。「だから最終的にパンツ一丁。仕方がない。『面白い』にまさるものはないから」
 物語の舞台は故郷の北海道。北の大地から連想される幻想的な雪国の風景ではなく、札幌・ススキノのネオンや看板がスクリーンを彩るのはうれしい。「見終ったらスキノで『ちょっとの飲みたくなるはず、夕方から映画見て『ちょっと行きますか』。ぜいたくですよね」
        文・山下奈緒子 写真・滝沢美緒子
 すべての上演に10時間を要する。「リング」は、指揮するのも演奏するのも歌うのも見るものも大変大仕事。「長い」「暗い」といった苦行のような水域を超えたとき、ライン川の底に眠る黄金の指輪を巡るか神々と人間、巨人たちの絡み合う壮大な世界観に広がる。
 2作目にあたる「ワルキューレ」は、神々の長ヴォータンの9人の娘たちの葛藤の物語。3幕冒頭の「ワルキュー   びわ湖ホール(大津市)が来年3月3,4日に上演するワーグナーの楽劇「ワルキューレ」の制作を発表した。ワーグナーの舞台祝典劇「ニーベルングの指揮」全4作を4年で完成させる「びわ湖リング」の第2弾だ。  
  
 レの暴行」など聴きどころが多い。「何をやっても何か言われるのがワーグナー。それが面白さでもある」とびわ湖ホール芸術監督で指揮をつとめる沼尻竜典は腹をくくる。
 演出はドイツの大物演出家のミヒャエル・ハンペ「"過去の人"扱いをする評論家もいるか゜、最新技術を駆使した表現でワーグナーの望みに近いものが出来ると思う」と沼尻は信頼を寄せる。「ドイツでは破壊的な演出が注目を集めてしまうのが現状」と憂い。「と゜こでじーさんの裸を出すとか血を飛ばすとか、そんなことばかり考えている」。そういった演出家と一線を画すのがハンペという。
 歌手陣の充実ぶりも注目だ
    ワルキューレの筆頭格フリュンヒルデを演じる池田香織は「重めの声なので、お母さんや侍女や恨まれる系、死ぬ役が多い。今回は最後まで死なずに駆け抜けられるので楽しみ」と意気込む。
 びわ湖リングは2020年度に終える予定。「無事に完走し、完売できたらさらにうれしい」淡々とした口調ながら沼尻の熱さが伝わった。
 いずれも午後2時開演。3日は完売。4にちの残席は1万6千円、1万3千円。管弦楽は京都市交響楽団。ホール(077.523.7186)      (谷辺晃子)
 失踪の謎・・「びっくり仰天街」
 大阪を拠点に活躍する劇団、南河内万歳一座が7~12日、
大阪市天王寺区の一心寺シアター倶楽で「びっくり仰天」を上
演する。「アパートから失踪した人物を巡る謎に満ちた物語だ
7年前に初演した作品を作・演出の内藤祐敬=右・写真=が大
幅に書き換えた。
 内藤にとって、脚本の書き方を変えた「転換期」の象徴的な
作品だという。「それまでややこしい人間関係や展開を書く自
信がなかつたけど、意外とできた。複雑なものを更に入り組ま
 南河内万歳一座
せて、原稿用紙の上で遊べるように
なった」と語る
 2010年の発初演時は千葉で起こっ
たイギリス人女性殺害事件を題材にし
ていたが、今回は時事と距離を置き、
普遍性にこだわつた。「謎の中に転が
り落ちていくようなストーリー。『どうなっ
てのか?』と思いながら見てもらえれば
」。一般3500円。問い合わせは劇団
(06.6533.02.8)へ。  (岡田慶子)