内田理央  屋比久知奈  三浦春馬   桜井ユキ& 片岡秀太郎          
 
  スマートフォンの待ち受けは、女の子とのツーショット。連続ドラマ「TWOWEEKS」で母娘役で共演する稲垣来泉(8)の写真だ。「すごく癒される。この子のために、3カ月頑張れるないう思いが生まれています」。初めての父親役で「撮影前は、そこまで久びったれになることはないだろうと思っていたんてすけど。初めての感情との出会いに戸惑いもありますが、楽しみながら、日々全力でやらせてもらっています」 
 韓国の同名サスペンスドラマを関西テレビがリメイクした。刹那的に生きる主人公(三浦)は、元恋人から自分との間の娘・はな(稲垣)を生み、その子が白血病であることを告げれらるが。ある殺人のぬれぎぬを着せられるが、娘に骨髄を提供すめために逃走劇を繰り広げる「娘のために逃げ続け、生き続けなきゃという高い興奮状態の中で演技をさせてもらっています。アクションもスリリング」と見どころを語る
 来年で30歳になる。年を重ねもらえる役の幅が広がってきたと手応えを感じる。「2年前とかだったら、今回の父親役の話も来ていないかも。一見悪く見えるようなキャラクターも、任せてもらえるようになってきた」
 近年はミュージカル「キンキーブーツ」でどらぁぐクイーンを演じるなど、新たな魅力を開花させている。「ミュージカルでの活躍を、徐々に広げていきたい。海外での仕事も増やしていけたら」と30代の展望を話す。
 今年では主題歌にも挑戦し、色香たっぷりのハイトーンボイスを聞かせる。CDデビューを決意したのは「若い世代がドラマをリアルタイムで見ることが少なくなってきた」という危機感からだ。楽曲をきっかけにドラマを見る人が増えてくれれば、と願う。
 取材の撮影を終えると、足元に「はな」が駆け寄ってきた。クールな表情が一気にほどけ、満面の笑みがこぼれた。「本当は抱きかかえて『またね』ってしたかったんですけど、恥ずかしかったのてやめました」と照れ、「そのくらい特別な存在です」
          文・杢田光 写真・村上健
   
 
 
 かつて関西有数の娯楽の街として栄えた神戸の新開地。街の活気復活を願う地元の熱意で生まれた上方落語の定席「神戸新開地・喜楽館」(神戸市兵庫区)が11日、開館から1年を迎えた。上方落語協会の噺家や運営関係者らが集まり、2年目の幕開けを祝った。
 2階建てで約200席。商店街に昨年7月にオープンした。事の始まりは5年前、地元商店街の若手が上方落語協会に送った手紙だ。かつては「東の浅草、西の新開地」と称さられほど演芸で栄えた街の活気を取り戻す起爆剤として寄席がほしいという内容で、定席の拡大を目指す協会の思いと重なった。地元住民らの「新開地まちづくりNPO」が運営主体となり、昼は落語主体の寄席、夜は貸し館として漫才や浪曲、音楽などの公演を行う。   
 「これからが正念場」と話すのは高四代館長。同NPOによると、開館から今年3月までの来場者数は約4万6千人、大阪市北区の天満天神繁盛亭は2006年9月の開館から8カ月で10万人を突破していた。
 この日、セレモニーや特別公演に出た上方落語協会副会長の桂米団治(60)は、報道陣の取材に「1年ではお客さんの動きは見えない。これからの1年が楽しみ」。会長の笑福亭仁智(66)は、「天満天神繁盛亭の『TTH』、神戸新開地・喜楽館は『KSK』でよろしくお願いします」と述べ、「横文字好きですね。似合わへんのに」と米団治に突っ込まれていた。
 「(開館で)今まで新開地を歩かなかったキレイでごじゃれた奥様方の姿が増えた」と言うのは女性落語家で神戸出身の桂あやめ(55)だ。「新開地はおもめい街。『新開地は言ったことがないのぉ』という奥様が神戸には多いけど、どんどん足を運んでほしい」 (土井恵里菜)
 ウケない弟子 真打にしない
落語芸術協会の会長代行から参事になつた三遊亭小游三(右)副会長の春風亭柳橋(左)と新会長の春風亭昇太   数年前から「いつか来るのかな」と意識していた。落語芸術協会の会長に6月27日付で就任した春風亭昇太は、そう明かした。当代屈指の売れっ子に、落語界と自身について聞いた。   
春風亭昇太




落語芸術会長に先月就任
 ―会長の仕事は。
 昔はトップタゼウンで決められて、結構権威があったんですよね。いまは全部合議制だから、理事会の司会者ですね。協会員が円滑に働けるようにサポートするのが協会いの仕事なので、僕がなったから変化することは基本ないですよね。
 ―今の落語は、
 すごくいい感じになっていて、落語会は多いし、いろんな方に聞いてもらってる。けど、落語家の人数も劇的に増えてる。そんな大きなマーケットじゃないので、これから落語家になる人たちってすごい大変だなとは思う。
 ―芸協の寄席で五代目円楽一門会や落語立川流の落語家が客演しています。今後は。
 わからないですね。前の代に決定したことなので、中止することも進めるつて考えもいまのところない。
 ―桂歌丸前会長は若手を抜擢しませんでした。理事会はいまも慎重ですか。
 そうでもないです。うちの協会の場合、(成金)とか二つ目たちの評価は同時期に上がったので、選ぶのは難しかったんですよ。周りが納得するような二つ目は推していきたい。
 ―9人の弟子を持つてわかつたことは。
 面倒なことですね、フフ。まあ自分も師匠(春風亭柳昇)にお世話してい
 ただいたことへの恩返しみたいなものですよ。常に言っているのは「プロとしての自覚がないならやめてくれ」「受けもしない人を真打にさせないからな」。
 ―いまでも落語のネタを増やしていますか。
 新作のネタ自体は書いているんです。でもね、若い頃はとりあえずやってみようってのはあったんだけど、いまは、絶対受けなきゃいけない、正直いって、そこが一番の壁ですよね。(新作を)試せないってこと。
 ―2000年代に活動したユニットSWA(創作話芸アソシエーション)は復活しますか。
 そんなことみんな言ってるん、そのうちやりますよ。あの頃みたいに頻繁に会ってネタを書き合うのは難しくなったけど。
 ―将来の理想は。
 セミリタイアですね。1カ月のうち1週間はすきな中世城郭の研究する。落語一筋って全然考えてないので、人生も楽しみたい。
 ―おかみさんをもつと何かと変わるのでは。
 全然変わらないです。僕のペースを乱しそうな人じゃないから結婚したので、まあ、ネタはできるかなる
   (聞き手・井上秀樹)
 渡辺えり作・演出「私の恋人」 再構築している。1人で何役も演じ分けるという型破りな作品だけに、ゲストには信頼する 
  2人を招いた。舞台での共演経験がある小日向は「絶対(芝居に)ウソがないから、とてもやりやすい」。また、NHKの連続テレビ小説「あまちゃん」で共演したのんを「感性が鋭い。目に狂気が宿る瞬間がある」と評する。
 主宰する「オフィス③〇〇」は、昨年、劇団時代から数えて40周年を迎えた。「アッという間でしたね。しばいをやるんだと、(山形から)上京した頃の気持ちにどんどん戻っている感じがする」。作・演出・主演の3足のわらじは「体力的に来年、65歳になるまでと思っています。「作・演出とした本当に一緒にやりたい人と、小さい公演をやっていきたい」
 9,10日に3公演。A席7500円など、同センターチケットオフィス
 (0798.68.40255) (増田愛子)
 小日向文世・のんと3人で役30役  
  10万年の時を超え、転生する「私」は、夢想し続けて来た運命の女性に巡り会えるのか―。渡辺えり作・演出の新作音楽劇「私の恋人」が8月、兵庫県西宮市の県立芸術文化センターで上演される。原作は上田岳弘の同名小説。渡辺と小日向文世。のんの3人で、約30に及ぶ役柄を演じる
 「一見ファンタジーのように描くことで、市の明日なテーマが見えてくると思い、ずつと書いてきた。上田さんの世界と共通するものは大きい」と渡辺。昨年上演した、上田の小説『塔と重力』をモチーフにした舞台「肉の海」が話題を呼んだ人もあり、今回も―と決めたという。
 原作と言っても「エキスをいただく感じ」。壮大な人類史の趣がある仕様説には描かれない、「私」と家族のシーンを加えるなど、自分なりの世界として
(令和元年) 2019.7.18日(木)     朝日新聞夕刊