ワールドカップ               
 
  日本3連勝 サモアに38-19 
 最後に決めたのは、やかり日本のエースだ。後半のラストワンプレー。フォワード(FW)が懸命にでした球が、松島幸太郎(26)に渡る。防御の隙間をくぐり抜け、ゴールラインに飛び込んだ。「FWの力で生まれたトライ。仕留め切れてよかった」
 W杯で日本史上最多となる自身通算5個目のトライは、この一戦のチーム4トライ目と重なった。初の8強進出へ、貴重なボーナススポイントを得た。
 「日頃やっていることが、試合でできている」と言う。実践を意識して練習を積み重ね、好不調の波を作らない。そんなプロ意識は、神奈川・桐陰学園高の卒義後に入団した南アフリカのチームで培われた。
 ジンバブエ人の父と日本人の母を 松島決めた ボーナス点
 スコットランドに負けても、4トライ以上を挙げるか7点差以内の敗戦で得られる勝ち点(ボーナスポイント=BP)の獲得状況次第で突破の可能性を残す。スコットランドが9日のロシア戦で引き分け以下になるか、アイルランドが12日のサモア戦で負けるなどした場合は、日本は最終戦を待たず8強入りとなる。
 日本は27分にラファエレ・ティモシーが初トライ。後半終了間際には松島幸太郎が飛び込んで計4トライを挙げ、BPも獲得した
 ラクビーの第9回ワールドカップ(W杯)日本大会は5日、日本が愛知・トヨタスタジアムで1次リーグA組のサモア戦に挑み、38-19で下して3連勝とした。勝ち点14で同組首位に再浮上し、初の8強入りへ前進した。
 日本はスコットランドとの1次リーグ最終戦(13日、横浜国際総合競技場)で、勝つか引き分ければA組1位が確定。8強による決勝トーナメント進出を決める。
 ち、南アフリカで生まれた。高校、大学、企業と進むのが日本選手の「エリートコース」だがも強豪大の誘いを断り、出生地に渡った。「世界で活躍できる」とほれ込む高校の恩師に勧められた。松島は「ラクビーで生きていける」。自信をつかんだ。
 今、日本のラクビー界では高校卒業後、海外に渡る例が増えている。「彼は自分を誰とも比べない。自分の道を極めたい気持ちがある」。母の多恵子さんは言っていました。
 世界の階段を上がる日本ラクビー。その先頭を、「求道者」を思わせる松島が走っている。
        (野村周平)
 日本のCTBラファエレに特別な瞬間がやってきた。サモア生まれのニュージランド(NZ)育ち、前半27分、左サイドでパスを受けると、タックルをうけながらゴールに飛び込んだ。母国を相手に、この試合の流れを引き寄せた
 関東大学リーグ戦2部チームの山梨学院大に勧誘され、「自立心を養いたい」と来日した。トップリーグに入り、家庭を養いという目標も ラファエレ母国へのトライ
地元で輝く姫野
 ボールを持つと大歓声が沸いた。日本のナンバー8姫野が地元・愛知で躍動した。「ピンチをチャンスに変えることを心がけている」、そんな言葉をグランド上で表現した。勝負どころで相手からボールを奪い、体を張ったプレーで何度も日本を救った。
 後半13分には敵ゴール前のラインアウトからモールで前へ。最後にトライを決めた
「強い相手だったけど声援が後押ししてくれた。全勝でベスト8にいきたい」ファンの夢も背負い、さらに前へ進む
あった。技術の習得にどんよくで日本語の授業と授業の合間に、ひとりゴールキックの練習に励んだ。
 日本代表を目指そうと思ったのは4年前、日本が金星を挙げた南アフリカ戦だ。
 試合後、「特別な試合だつた。家族はもちろん、日本を応援してくれたよ」と笑った。  豪州45-10ウルグアイ
 豪州がまた、試合の滑り出しで苦しんだ、2試合連続で先取点を許してきたが、今回は反則だ。前半13分にロックのコールマンが危険なタックルで10分間の一時退出処分、戻ってきたら、今度は28芬、ナンバー8のサラカイアロトが同反則で処分を受けた。
 1人少ない時間帯にFWが奮起はて2トライを重ねたことは評価できるが、チェイカ監督は「反則が多い。改善しないといけない」。渋い表情で話した。 反則目立つ豪州 課題残す
イングランド突破
アルゼンチンを圧倒
 イングランドがアルゼンチンを圧倒、2大会ぶりに1次リーグ突破を決めた。ほぼ数寄はなかった。FWで押し込んでバックスに展開する教科書通りの形で次々にトライ。特に前半10分過ぎには約20回に及ぶ連続攻撃でトライを決め、アルゼンチンの気力をそいだ。
 前回大会は地元開催で1次リーグ敗退。この日の先発15人中9人は前回のW杯に出場した選手だ.その一人であるSOフォードは「4年前の経験を生かしたかった」。まずは準々 決勝進出のノルマを達成したい
 日本がサモア戦で4トライを挙げ、ボーナスポイント(BP)1を獲得した。この意味は、13日のスコットランド戦で負けても決勝トーナメント(T)に進める可能性を広げたことにある。
 日本が負けても、「4トライ以上」と「7点差以内」の二つの条件を満たし、BP2を考えれば決勝Tが確定。どちらかの条件しか満たさずBPが1にとどまっても、アイ





日本、次戦〇が△で突破
ルランド、スコットランドのBP獲得状況などによっては決勝Tに進める。
 日本はサモアに勝てばBPなしでも、スコットランド戦に勝が引き分けで決勝Tに進めた。BPを獲得したことで、勝ち、引き分けに加え、負けてもBP2を獲得すればA組1位で突破できることになった。日本は4年前の前回大会でも3勝したが、BPを奪えなかったことが響いて決勝
●でも可能性
きようの見どころ
Tを逃がした。
 W杯8大会連続出場のサモアは、1次リーグ敗退が決まった。激しい防御を見せて一方で、響いたのは、反則の多さ、前半24分にフランカーのイオアネが危険なタックルで10分間の一時退出処分。その3分後に日本にトライを許した。 試合後には「ノーサイド精神」で日本選手とジャージ交換したり、スマートフォンで自撮りをする日本ラン酒と仲良く笑顔で写真におさまったのしていた。
 ジャクソン監督は「素晴らしい観客の前でふむれーできてよかつた。前に進めなかったが、あきらめなかつた」
 ニュージランド―ランドーナミピア
 (13時45分。東京スタジアム、B戦)

フランス―トンガ(16時45分、熊本県総合運動公園陸上競技場、C組)

 スクラムが巧みで強いフランス、先発W杯を2戦から一転、ほぼ初戦の陣営に戻し、攻勢をかける。あとがないトンガのFWは多くが3戦連続の先発。疲労度がどう影響するか。選手層の厚さは圧倒するニュージランドはJ・バレットをSOに配置、若きトライゲッターの司令塔での起用に注目