No1
芥川賞
浅田次郎
角田光代
木内昇
李龍徳
吉村満壱
黒田夏子
世代間の摩擦 幕末の世でも
ちりも積もれば山となれば、あとはたのむ、と課題を先送り。結局、つけを払わされたのは若い世代―。これ、現代日本の話ではない。作家の浅田次郎さんが新刊『大名倒産』(文芸春秋)でえがくのは幕末だ。物語のベースにあるという世代間の摩擦は、現代の私たちも身につまされる。
(令和2年)2020.2.23日(日) 朝日新聞夕刊